2016.11.30
現在、各自動車メーカーで自動運転車の開発が行われています。
ドライバーが運転に関与しない完全自動運転(レベル4)の実現も、それほど遠い未来の話ではなさそうです。
こうした技術的な発展に伴い、法律的な整備も求められています。
分かりやすい例でいうと、完全自動運転車が事故を起こした場合、誰が、どのような根拠に基づいて責任を負うのかというような問題です。
勿論、自動車保険の整備も必要になってきます。
ある損保会社の自動車保険は、近々、レベル3の自動運転車が自動運転中に引き起こした事故についても、自動車保険の補償対象に加えるようです。
レベル3の自動運転車は、まだ実用化されていないので、この保険が適用される場面が生じるのは、もう少し先のことにはなると思います。
具体的には、自動運転中にシステムが誤作動し、急停車したり、制御不能になったりして事故を引き起こした場合等を想定しており、そのような事故についても補償を提供するようです。
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